しんどいねん スクールスタッフ日記

最近、忙しくて子供にかまってやれなかったこともあり、
子供の相手をしようと思いまして休みの日に
子供２人を連れて、家の近所の某おもちゃ店に行きました。

おもちゃを買ってあげるとかではなく、ただ備え付けの
おもちゃで遊ばせるというのが、目的です。

まだ今の年齢なら、これでごまかせます。（ゴメンネ子供たち！）

その日は、入り口付近でバルーンサービスというのを
やっておりました。細長い風船でいろんな形を作るというものです。

ウサギ、剣、花、犬の中から選んで作ってもらうということでした。

子供にせがまれ、並んで番を待ちました。

待っている間、観察していたのですが、まー、うまいこと風船を
ひねったり、曲げたりして自由自在に作っていきます。

でもそのお兄さん、何十個も作って辛いのか、笑顔が消えていました。
こういうものは、楽しそうに作らないと、ダメだと思うんです。
相手に顔色をうかがわせたらサービス業は失格だと思います。

そうこうしているうちに順番が来ました。

何を作ってもらう？と聞くと、長女（５歳）が「剣！」と言いました。
何色？　　「紫！」　それを聞いてお兄さんが言いました。
「紫は無いよ、この中の色から選んで。」と冷たく言われ、
「じゃ、オレンジ！」と答えました。
この時点で、私はいくら無料とはいえ、もうちょっと言い方もあるだろうと
ムッとしましたが、長女はまったく気にしていませんでした。

次に次女（３歳）の番。何がいい？「ピンクのウサギさん！」
お兄さん、黙々と作り始めました。途中、なんかおかしいなと思ったのですが
予感どおり出来上がったのは、ウサギではなく、剣でした。

この時、いや、剣じゃなくてウサギなんですが・・と、
この兄さんには言いにくいけど・・・
言おうとしたら、次女は問題ないといった感じで、
受け取ったので、じゃ、いいかと思い、そのまま剣をいただきました。
その時私は、次女は別にどれでも良かったんだなと思っていたのです。

その夜夕食時、母親に「どうして剣を選んだの」と聞かれた瞬間、
次女は「本当はウサギが欲しかったの」とちょい怒り顔で答えていました。

えっ！やっぱりウサギが欲しかったんだ。
なのになぜ、あの時スルーをしたのだろう、あの場面は確かに
言いづらい雰囲気ではあった。でもその空気は大人だから感じ取れるものと
思っていたのに・・・・。空気を読んだのか！？

おそらく、長女だったら泣くか、わめいていたと思います。
そうなったらどうなってたことか・・・。

恐るべし、次女です。

これがその時の「剣」でーす。